財団法人松月流・松指連・家元本部 | |||||
年 号 | 平成16年 ・西暦 2004・3月 90 号 | ||||
歳時記 |
月名及び異称・弥生、花月、弥月、宿月、夢見月、早花月 他 〔時候〕桃の節句、春情、春陽、春雪、春寒、春草、清明 他 3月3日雛節句・上巳の節=曲水の宴の故事にちなむ。 6日啓蟹(けいちつ)14日ホワイトデー 17日 彼岸会・彼岸入後3日間をさし、先祖を敬う行事。20日春分の日(土=祝日) |
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色紙題 |
雛節句、一家集分一煎、桃花太平春、桃花流水、弄花香満衣、 宿かさぬ云々(蓮月)、春眠暁不覚、御霊在蓮華園 桃李不言 下自成渓、甘・苦・渋 、以春風接人云々 |
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花・華材 | 桃(白・紅)、菜の花 各種芽吹き、桜各種、黄梅、雪柳、ぼく伴椿、藪椿他各種椿、水木、桜各種、沈丁花、菜種、たんぽぽ、利休梅、木瓜(ぼけ) 、喇叭水仙、花海棠、座禅草、連ぎょう他 |
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雅 題 | 雛飾り( 桃の花・菜の花・雛人形を置くも、旧暦まで可)、 桃花流水(桃、杜若の葉他、流れを意味するもの)春色風韻 (春の息吹ある草花)、浄友閑居(春蘭、霊芝、仏手柑)他 |
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茶 茗 | 〈創作茶茗〉夢空間、伝統空間、穏やか空間、故郷(ふるさと)空間、口福空間=以下略、夢幻、団欒(だんらん)、ゆとり、想像、感動、自由空間他 〈卒業シーズンにちなみ〉・・・思い出、旅立ち、船出、翔(はばたき)、希望等。 |
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香 名 | 姫の香、雅、桃花、李香、太平、花衣、江南の春、清春、洛陽京の華、香雅、清香、月影、浄薫、白鳳、彩、春の宵 等々 |
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菓子名 | 姫=雛節句、三色菱(雪が溶けて=白、草木が萌えて=若草、花が咲く=桃色)、花散らし(節句の翌日)、桃の花、 他 |
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教授要項 | 本部の隣2軒目にお寺がある。その施設の掲示板に久しくこう書かれていた。 『人は、物を無くすと、一生懸命捜すが、心を失っても、さがす人は少ない』と。 最近、取って代わって予定表になっていた。少々寂しいので、ここに掲載した。 |
本部関連を 中心とした 行事経過 |
2月は主たる行事もなく、命日(18日)一週間を挟んで本部教場他の会員の心温まるご厚意により流祖(渡辺宗敬)を偲び、献花・献香・献茶が執り行われました。 |
本部関連を 中心とした 行事予定 |
3月28日 第40回春期煎茶道芸術祭 横浜・三渓園 鶴翔閣 4月 4日 遠州支部煎茶会 浜松・五社神社・五宝閣 4月11日 西三河支部煎茶会 豊田産業文化センター 4月11日 お香とお茶の会 京都・枳穀亭(きこくてい)(東本願寺別邸) 4月25日 名古屋支部煎茶会 名古屋・熱田神宮 5月 9日 財団法人松月流 評議員会・理事会(予定) 5月22日 お香と茶の会 横浜・総持寺 5月22日 第49回全国煎茶道大会 全日本煎茶道連盟 23日 京都・宇治 黄檗山萬福寺にて 禅堂書院担当 |
本部要望 | ■行事の確定した教授者・支部は、早目にご連絡下さい。 この月は、業務総括、会計決算の締めくくりです。本部、支部はともに年度の総決算。各教授者は生徒さんの進行状況を見極めて頂きたいと思います。あらゆる所で良いところは延ばし、悪い点は速やかに大胆な改善・改革に努めてまいりましょう。 |
準備事項 | 行事予定を見て頂くと、いよいよ待ちに待った、春の茶会の到来です。席を担当する師範、お手前や半東のお手伝いの会員の皆様、頑張って下さい。参加、列席の各社中の皆様は、地区、内容を吟味して決めて下さい。もうそこまで来ております。 |
許状取得 | 既にご承知のことと存じますが、本年の芸術祭は横浜の三渓園での開催(28日)。年度のけじめ、意義ある行事における許状の授受。この機会か、予定表にある茶会をお薦めいたします。 |
慶 弔 | ■日本列島いよいよ梅に続いて、桜が咲き始める。 早いもので、成奈ちゃん幼稚園を卒業(23日)。 ■敬月宗匠誕生日(29日)。 |
コラム | 夢とは、将来は実現させたい願いや・理想と考えられている。現実的には、実現が困難な空想的な願いとか、はかなくたよりにならないこと等々と相当の開きがある。人にもよるが、夢は夢として最初の単純な解釈が素直だ。ふと考えるに、近頃『夢との対話』をしているだろうか。もっと言えば『夢と遊ぶ』心が残っているだろうか。やたら、ゆとりなどとはしゃいでいるが、歌を忘れたカナリアならぬ、夢は見続けたい、と思う。〈ケイゲツ〉 |
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