財団法人松月流・松指連・家元本部 | |||||
年 号 | 平成15年 ・西暦 2003・10月 85 号 | ||||
歳時記 | 月名及び異称・神無月、かんなづき、孟冬、初冬、開冬、早冬 〔時候〕仲秋、秋冷、秋晴、秋雨、紅葉、清秋、秋色、秋容他 8日十三夜芋名月、9日 寒露 13日体育の日(祝日) 23日 頼山陽忌 24日 霜降 。この時期、茶会、歳事多し。次頁参考。 実りの秋。食欲の秋。読書の秋。各種文化行事開花の時。 |
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流祖色紙題 | 豊穣(案山子の絵)、錦秋(松茸の絵)、時雨(遠山) 菊之波奈、秋興 、柿紅葉 |
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花・華材 | 秋草各種、菊各種(嵯峨菊、残菊、野路菊、達磨菊、浜菊、万寿菊他)秋海棠、蔓人参、松風草、大文字草、女郎花、秋の七草、吾亦紅(われもこう)、山葡萄、烏瓜、残りホトトギス、山撫子、竜胆(りんどう)他 |
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雅 題 | 秋色=豊穣=錦秋(秋草を自由に、おもいどうり表現したい) 渓山秋趣・清流紅葉(水盤を使うなど、表現に気を配る)、晴村深秋=野末の秋=柿紅葉(花瓶、長板、籠盛、等々工夫次第) |
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茶 茗 | 松月流の茶茗=番茶(ほのか)。玄米茶(やすらぎ)。煎茶=月の友・大空(たいくう)の月、湖水の翠・湖上の風、月の光 。かりがね=松の友。 玉露=高峰の松。ひいきのお店の茶名が一番。 |
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香 名 | 老舗松栄堂上級品種香名より=正覚、妙芳、五雲、雅芳、南薫微笑、春光、京自慢、王奢香、等々名付けられております。 |
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菓子名 | 菊各種、きせ綿、萩の秋、稲穂、実り秋、きぬた、梢の秋、 夜寒、山里、秋時雨、吹き寄せ、野の錦、秋雲、秋景色 落葉 |
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教授要項 | 昨今、過失と言うより『たるみ』『不注意』による事故、事件が多発している。しかも、甚大な被害、他者への迷惑とその影響が広がっている。共々『他山の石』を教訓に少々緊張あれ。 |
本部関連を 中心とした 行事経過 |
9月15日(月=祝)浜松南支部茶会 浜松・松韻亭 9月15日(月=祝)各地で敬老の祝い行事多数 9月22日(月)家元宗敬宗匠誕生日 9月23日(月)前後お彼岸のお中日、流祖を偲ぶ。 各地で彼岸にちなんだ行事多数 9月28日(日)第27回秋期煎茶道芸術祭 名古屋・しら玉 9月30日(火)二代敬月宗匠退院 |
本部関連を 中心とした 行事予定 |
10月26日(日)第46回全日煎愛知支部茶会 名古屋美術倶楽部 11月 2日(日)農林水産省煎茶サークル30周年記念茶会 靖国神社 11月 6日(木)東京煎茶大会・現代工芸展 渋谷・東急百貨店 11月 9日(日)第35回高松宮妃癌基金奉賛茶会 熱田神宮 11月 9日(日)池袋コミュニテイ・カレッジ合同茶会 東京目白・蕉雨園 11月29日(土)お香とお茶の会 東京・芝・増上寺 12月 7日(日)毎日文化センター慈善茶会 熱田神宮 |
本部要望 | 本部関係、各支部地区にて本格的な茶会のシーズン、気候的にいっても最盛期。大いに、頑張って、張り切って頂きたいと思います。お迎えして奉仕するも、客になって参加するにも大変な事には違いがありません。しかし、行動の基準は、基礎の積み重ねである事を忘れないで下さい。健闘を祈ります。 |
準備事項 | 【光陰矢の如し】月日のたつのは早いもの、上半期(4〜9)も終り、下半期(10〜3)を迎えました。そろそろ年末年始の企画に入らねば成りません。計画的な支部、教授者にあっては来年度の構想を練っておられる所も見受けられます。事前の相談、事後の報告は速やかにして頂きたいと思います。 |
許状取得 | 遠隔地の会員は、物理的に無理でしょうが、近隣地区の皆様は なるべく意義のある茶会、行事と並行し取得するようお薦めいたします。意志表示は早めにお願い致します。 |
慶 弔 | 二代家元、敬月宗匠9月30日退院。 皆さんにお見舞いいただきまして感謝いたしております。 |
コラム | 私の父、敬月が癌で入院、そして9月30日に無事退院、といっても大切な声を失ってしまった。息子の私は、自分でも笑えるくらい泣いてしまった。 でも父は手術の前、 「しょうがないじゃない、これも運命、受け入れるしかないじゃないか!」 と言ってくれた。亦泣けた・・娘に笑われた。その娘に父は 「じいちゃん今度会うときはしゃべれないんだと」いった。 これが、私と父との最後の会話。 人間いざという時には強くなれる。退院した父は、一生懸命に字を書き、筆談で会話をする。そして、手術前よりも前向きに生きている。 |
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