発行元 |
財団法人松月流・松指連・家元本部 |
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年 号 | 平成14年 ・西暦 2002・9月 72号 | |||
歳時記 |
月名及び異称・長月(ながつき)、夜がだんだん長くなるから”夜長月” 江戸時代には”稲刈(いなかり)月””稲熟月(いなあがりづき)”とも呼ばれた。 8日 白露 9日 重陽の節句、菊節句15日 敬老の日 23日 秋分の日 彼岸23日を中日とし前後七日間先祖の 霊を祭る。春分の日も同じ。『暑い寒いも彼岸まで』 |
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流祖色紙題 |
重陽、菊、敬老、清風鹿鳴煮煎茶、明月、秋の声、竹里の舘 一喜一憂常不璃(欠け行く月を見つつの心境で)吾心似秋月 明歴々 露堂々 、菊之波奈、錦秋、栗 |
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花・華材 |
萩、桔梗、仙翁、竜胆、唐糸草、貴船菊=秋明菊、秋桜、薄、 酔芙蓉、松虫草、ほととぎす、友禅菊他各種菊、かるかや、 吾亦紅、藤袴、野牡丹、姫虎の尾、山萩、おけら、つわぶき他 |
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雅 題 |
重陽の節句、国家錦秋(菊を中心に)、秋景色(七草)、栄貴万年(金木犀・芙蓉)、百事多子(石榴・百合・柿)、百事長生(石榴・霊芝)、百子同室(石榴・仏手柑)、百事同室(石榴・百合) |
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茶 茗 |
慶光、鳳光、慈光、瑞光、曙光、薫光、茗光、翠光、秋光、秀光、旭光、碧光、珠光 、雷光、蛍光、風光、栄光、陽光 他 |
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香 名 |
菊香、夜長、萩の香、瑞氣、重陽、念珠、林月、秋蘭、彼岸 秋の音、逍遙、豊穣、菩提寺、鈴虫、音色、白菊、追善 他 |
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菓子名 |
名尾花、新涼、山の幸、初雁、秋景色、望月、三五夜(陰暦8月15日)、木曽路、信濃路、京の月、菊ずくし、みのり、花野 他 |
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教授要項 |
秋の七草=萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また 藤袴 朝貌の花(はぎのはな おばな くずはな なでしこのはな おみなえし また ふじばかま あさがおのはな)とあります。炉前、床の間に飾って風情、景色を楽しみましょう。 |
本部関連を 中心とした 行事経過 |
全国大会(7・27・28日)白川郷芸術祭(29日)参加も無事終了。長く暑い8月。迎え火、送り火を終え8月24日(土)25日(日)全日煎主催の夏期大学が東京・京王プラザ・中野サンプラザにて全国各流派家元始め会員1,500余名が集って開催されました。煎茶会、懇親会、講演会と多彩でした。 |
本部関連を 中心とした 行事予定 |
9月8日(日)本部地区(豊橋・豊川)月例=月並茶会 9月15日 敬老の日 各地にて慰問煎茶奉仕(ボランティア) 9月15日 遠州支部煎茶会10時献茶執行 浜松五社神社 9月21日 旧暦8月15日(彼岸の頃、中秋の名月の観賞) 9月29日 愛知県民茶会(三河部) 新城 岡崎支部奉仕 10月6日 池袋コミュニテイ・カレッジ合同秋の茶会 目白・蕉雨園 10月6日 第26回煎茶道秋期芸術祭 名古屋・しら玉 |
本部要望 |
春から初夏にかけて「ガラスの蓋碗」を多くの先生方が買い求め楽しく稽古が弾みました。暑中氷による冷茶も楽しみました。 一部紹介しました「八宝茶=中国製」が、当流特注にて出来て参りました。夏の疲れの回復、味覚の秋に一度試飲下さい。希望者には教材部より配布中です。(定価1,000円にて15袋入り) ◎秋期芸術祭の準備も進んでおります。御協力下さい。 |
準備事項 |
予定表をよく見て、出席する茶会を選択し、スケジュールの調 整をはかって下さい。伝言による予定表は、本部を中心にしたもので、支部行事の掲載は、家元宗家の出席が見込まれる茶会他です。この他にも各地で多くの仲間が頑張っております。 〔ご奉仕は心を込めて、丁寧に、笑顔でお願いします〕 |
許状取得 |
許状を秋期芸術祭の会場で受理したい会員は、早めに手続下さ い。その他、各種茶会での授与式を希望する教授者は早めにそ の旨をお伝え下さい。家元の参加する茶会すべてて可能です。 |
弔 事 |
作陶家三浦竹泉氏はよく知る所であります。後嗣6代直人氏(40歳)が8月24日急逝。ご冥福をお祈り致します。 |
備 考 |
「順法」「遵法」いずれもじゅんぽうという。法律に従ってそむかないこと。「合法」 とは、法にかなっていること。反する無法 非合法、すれすれがまかりとおりそうな時勢である。「まあまあ」「なあなあ」の文化。これも大和民族の伝統か。曖昧が許されない時代に突入した。情報化社会、自己責任を問い直そう。 |
お問い合わせ
〒440-0892 愛知県豊橋市新本町123 松月流本部事務局まで
рO532-52-4485 fax0532−55−9667
E-mail:so-kei@syougetu.jp