松月流諸事伝言  5月号

財団法人 松月流松指連家元本部
年 号 平成14年 ・西暦 2002・5月     68号
歳時記
月名及び異称・皐月 五月 田植え時期であることから”早苗月”や”早乙女月”と略され、稲を”挿す月”、夜が短いから”狭夜月”などに由来する。ゴールデンウイーク 
2日 八十八夜新茶の初摘。3日憲法記念日 5日子供の日(端午の節句) 6日立夏
日 母の日(5月第2日曜日がこの記念日です)

流祖色紙題
端午節句、感謝(母の日)、篝火、山鳥一声、賞牡丹、早苗とる云々、喜報(霊鳥)

花・華材
花菖蒲、カーネイション、藤、牡丹、ばら、芍薬、笹百合、二人静、びしょう柳、杜若、風車、おだまき、金糸梅、熊谷草、黒百合、小判草、五月梅、空木、金糸梅・鉄線(花)、びよう柳、大山蓮華  等々

雅題
端午の節句、端午瑞祥(よもぎ・菖蒲竹)母の日(カーネィション他)、菖柏(花菖蒲・柏・ふとい)、芝蘭富貴(牡丹・春蘭・霊芝)清流涼趣(竹・紫陽花他)、田園佳味(季のそれぞれ)


茶 茗
薫風、松の嶺、早苗、初緑=初翠(はつみどり)、五月晴、早乙女、若葉風、迎夏、松の緑、青野、宇治の誉、和香、翠露 他

香 名
風の香、青嶺、虹の橋、糸遊 、清和、緑雨、波、五月富士、雲峰、山路、白雲、浅夏、橘 、通仙、幽谷、香福、千里飛香


菓子名
八十八夜、初節句、葵、柏餅、ちまき、若竹、つつじ、五月雨、菖蒲、あやめ、青葉、若葉、新芽、若鮎、枇杷、乙女等々

教授要項
黄金週間に加えて12日は母の日。親子とは、家族とはを考える良い機会かも知れません。日本の文化には師弟関係においても親子関係が存在します。『思いやり』『いたわり』『尊敬』と云ったことを新茶の香りと共に話し合ってみましょう。

本部関連を中心とした行事経過
4月21日(日)第30回西三河支部煎茶会 豊田産業文化センター4月24日(水)47回全国煎茶大会打合せ 全日煎会議室 
4月25日(木)故角岡愛子【麗翠】先生御葬儀
4月28日(日)豊橋市民茶会 向山大池公園 東三河支部


本部関連を中心とした行事予定
ゴールデンウイーク各地にて茶会多し(行事予定参考

5月12日(日)第30回新茶を楽しむ会 静岡中部支部
5月12日(日)評議員会・理事会 掛川グランド・ホテル 2時 
5月18日(土)47回全国煎茶大会・黄檗山萬福寺=華光の間 5月19日(日)(当流は18日西三河支部の協力にて参加)
6月 2日 第31回 新茶奉納祭 東三河支部・宗家併催 献茶

7月27日(土)第38回松月流全国大会・第29回松月流指導者 7月28日(日)連盟総会 名古屋・ウェスティンナゴヤキャッスル
7月29日(月)第1回白川郷芸術祭参加 世界遺産白川郷
                   五箇山合掌の里芸術祭 世界文化遺産合掌造り
                   民家園

本部要望
全国大会は、上記の通り7月27日(土)・28日(日)に愛知県名古屋・ウェスティンナゴヤキャッスルにて開催されます。大会及び総会は名古屋支部担当にて準備が進んでおります。歓送迎茶会は全20席の用意とか。担当地区、役員、教授者、会員の皆様にはお世話になります。全国の会員の皆様大いに期待下さい。


準備事項
桜の次は新茶の季節。全国各地で程よい新茶が出揃います。大いに試飲下さい。茶閉・平飾りにて基礎の稽古と併せて茶と水(湯)の関係を勉強するのに最適です。香りと味を楽しみつつ【私なら】この頂いたお茶に【こんな茗】をつけますと即興・創作名でイメージして下さい。この時季日本に生まれたことに誇りを感じます。

許状取得
第38回松月流全国大会・第29回松月流指導者連盟総会にての昇段、進級者・表彰対象者の人選及び準備にお入り下さい。


弔 事 
西三河支部の角岡先生が4月23日お亡くなりになりました。つい昨日まで天皇家の愛子様とお名前が同じと喜んでおられたのに。生前の活躍に敬意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます。

備 考
昔、こんな歌の詩があったような気がします。「こんな私に誰がした云々・・・」。今「こんな日本に誰がした」と云いたくもなるような惨状です。考えなくてもみな「自分です」とひとまず思ってみましょう。他人、小泉さん、はては政府と転嫁しても何も改善しません。行き着くまで待つか。疑問符記号?????

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