松月流「諸事伝言」


 財団法人 松月流松指連家元本部
 年 号  平成 14年 ・西暦 2002・3月     66号

 歳時記


 

月名及び異称・弥生(やよい) 草木がいよいよ茂るという意味。「いやおい」に由来する。平安時代以降に多く登場「枕草子」には
「やよい三日は、うらうらとのどかに照りたる」とあります。
3月3日雛節句・上巳の節・曲水の宴の故事にちなむ。
  6日啓蟹(けいちつ)14日ホワイトデー  21日春分の日

流祖色紙題

 

雛節句、一家集分一煎、桃花太平春、桃花流水、弄花香満衣、
宿かさぬ云々(蓮月)、春眠暁不覚、御霊在蓮華園
桃李不言 下自成渓、甘・苦・渋 、以春風接人云々


花・華材
 

桃(白・紅)、菜の花 各種椿、各種芽吹き、桜各種、各種木瓜、各種梅、猫柳、春蘭、翁草、雛菊、すみれ、こでまり、
筍、竹、薔薇、ぜんまい、喇叭(らっぱ)水仙、土筆、水木、擬宝珠(ぎぼうし)等々


  
 

雛飾り( 桃の花・菜の花)(旧暦まで可)・王母百年(桃・
松かさ)、閑窓(かんそう)清友(蘭・隼人瓜・木瓜(ぼけ))、三君(梅・水仙・沈丁花(じんちょうげ))、桜花風韻(彼岸桜・松他)、春景一色(花 木 草)

 茶 茗
 

弥生、春の潮、春泉、春駒、陽炎(かげろう)、都の巽(たつみ)、玉翠、若草、若紫、宇治の誉、翠露、新茶一番、初若芽、松の緑、宗円他

 香 名
 

妙覚、蝶の舞、相生、春の夢、東風(こち)若葉、絹衣、春野
曲水の宴、優雅、雛の袖、胡蝶の舞、三千歳、蓬莱山、霞 他

 菓子名
 

雛祭、西王母、春祭り、春野、青柳、よもぎ山、各地の特産=わらびもち、佐賀まんじゅう、梅もち、ひきぎり、菜種金団(きんとん)


教授要項


 

いよいよ年度末(3月31日)。大きくはけじめ、国家を始め
各種団体の総決算。各学校も卒業などと締めくくりの月。各教授者に於かれましては、矢張り、一区切りしていただきたく思います。松月流の精神【総愛和】が発揚されたでしょうか。

 

本部関連を
中心とした
行事経過
 

2月17日(日)宗家にて流祖7回忌が執行されました。
2月13日〜19日迄、先代家元敬月宗匠窯の陶友展が、地元豊橋丸栄百貨店で開催されました。
【この月は久しぶりにノンビリさせていただきました】


本部関連を
中心とした
行事予定


 

3月10日
(日) 第38回松月流春期煎茶道芸術祭
          
三重県長島温泉=花水木
3月31日(日)第14回浜松支部茶会 浜松 福祉会館
3月31日(日)第29回香と茶の会 京都 百万遍・知恩寺 4月21日(日)第30回西三河支部煎茶会 豊田産業文化センター5月12日(日)第25回新茶を楽しむ会 静岡中部支部
5月12日(日)評議員会・理事会 掛川グランド・ホテル 同上
5月18日(土)全国煎茶大会・黄檗山萬福寺=黄龍閣

 
本部要望

 

1・年度末に付=各支部・各教授者は諸行事の報告・決算の締  めくくりをしていただきたいと思います。
1・新年度(14年4月1日以降)の行事・事業計画をご報告  下さい。茶会につきましては文書による先着順とします。
1・いよいよ多彩に煎茶会が開催されます。ご協力下さい。


準備事項

 

本年度第35回・第26回松月流全国大会・松指連総会は7月
27日・28日(日)名古屋支部のご協力を得て開催。引き続き29日世界文化遺産に登録されました白川郷にて芸術祭が開催され、当流も参加、協力することとなりました。大会終了後貸し切りバスにて親睦旅行を兼ねてと、企画しております。


許状取得
 

各地区、支部茶会々場にて許状を受けたい会員は早めにその旨ご記入の上申請頂きたいと思います。
芸術祭(3月10日)の席にての方は早急にご申請下さい。


慶 弔
 

流祖宗敬没年 1995年 阪神淡路大震災の年  2月18日
二代敬月誕生 1941年 大東亜戦争勃発の年  3月29日


備 考



 

文部科学省所管の中央教育審議会が大臣に答申しました。『新しい時代の教養とは』省略「礼儀・作法など型から入り身体感覚として身につける修養的教養」としております。教養とは「自らの立脚点を確認し、今後の目標を見定め、その実現に向け主体的に行動していく」と定義。生涯にわたって身につけるもの。「自ら学び、考え、豊かな人間性を培う」とあります。

 

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