諸事伝言200年9月号
   財団法人松月流松指連家元本部
 年 号  平成16年  ・西暦2004・9月  96号
歳時記 

月名及び異称・長月、ながつき、色取月、菊月、紅葉月、祝月
〔時候〕初秋、新秋、秋色、秋分、清涼、二百十日、野分 他

 9日 重陽の節句・栗節句、菊節句
20日  敬老の日 各地にてボランティア茶会 
23日  秋分の日 彼岸23日を中日とし前後七日間先祖の
霊を祭る。春分の日も同じ。『暑い寒いも彼岸まで』

色紙題
重陽、菊、敬老、清風鹿鳴煮煎茶、明月、秋の声、竹里の舘、吾心似秋月
一喜一憂常不璃(欠け行く月を見つつの心境で)、明歴々 露堂々 、菊之波奈、錦秋、栗

花・華材
各種菊、ススキ、芙蓉、秋海棠、山杜鵑草、鶏頭、梅擬、白萩山萩、青栗と枝、向日葵、吾亦紅、野葡萄、山芍薬、孔雀草、鉄仙、秋名菊、藤袴、百合、木槿、風知花、女郎花 他

雅 題
重陽の節句=国家錦秋(菊他)、百事多子(石榴、百合、柿)
百子同室(ざくろ、仏手柑)、朝天鶏鳴(ちょうてんけいめい)(鶏頭、とうもろこし)、
風月三昆(菊、蓮根、春蘭=東洋蘭他)

茶 茗
永代、英鳳、永緑、栄華、永寿の里、永楽、悦峰、悦山、延喜、えにし、うるおい、うれしの、はくうん、ほのぼの、いかるが

香 名
錦秋、秋の声、風月、不老仙、養老、一声、老松、馥郁、華厳、永遠、延寿、永寿、栄光、雲月、運慶、万年、雲竜、神の香他

菓子名 
着せ綿(重陽にちなみ)、菊(山路の菊・延年菊・光琳菊・玉菊・貴船菊・乙女菊)、秋麗、月の宴、秋の音、夕月夜、清秋他

教授要項
アテネ発、オリンピック情報が終日伝わり、その活躍に一喜一憂した。選手の活躍に思わず拍手する場面が多々あり大いに感動した。日々の努力と鍛錬に敬意を表し、稽古の範としよう。

 
本部関連を
中心とした
行事経過

■8月 オリンピック一色の華やいだ日々でした。
旧暦の盆(13〜15日)はおだやかに流祖の霊をお迎えし、しばしお休み頂き、お帰ししました。
■8月29日(土)第39回全日煎夏期大学 歓迎茶会 懇親会【今治国際ホテル】
    30日(日)第39回全日煎夏期大学 今治市公会堂

本部関連を
中心とした
行事予定

 9月中旬の佳日 各地にて敬老の慰問煎茶奉仕(ボランティア)
 9月26日(日)第28回秋期煎茶道芸術祭 名古屋・しら玉
10月24日(日)第47回全日煎愛知支部大会  美術倶楽部
11月14日(日)第36回高松宮妃癌研究基金募金茶会
          池袋コミュニティカレッジ秋の合同茶会

本部要望
いよいよ煎茶道芸術祭のご案内(茶券)が配布され、ご協力をお願いするのですが、各地区でも文化祭シーズンとなります。バランスと日時の兼ね合い等々有りますのでよろしくご指導下さい。本部関連としては上記のとうりです。あらかじめ計画を立て、皆さんと相談し早めに準備されるとよいでしょう。

準備事項
暑く、熱帯夜が続いたと思ったら大雨にたたられ、また台風の襲来を受けたりと自然には歯が立ちません。はや秋風が快い季節。支部長、役員の変更等もあり芸術祭が過ぎれば年末年始の企画の立案、来年度の行事計画の構想や実現に向けた作業に入らなければなりません。あわてずに着実に取り組みましょう。

許状取得 
許状を秋期芸術祭の会場で受理したい会員は、早めに手続下さ
い。その他、各種茶会での授与式を希望する教授者は早めにそ
の旨をお伝え下さい。家元の参加する茶会すべて可能です。

慶 弔
9月23日(秋分の日)前後をはさんでお彼岸として、各家族はご先祖の御霊を供養する。当流としては流祖となります。

コラム
オリンピックは古代ギリシャのスポーツ祭典である事は周知の事実である。4年に1回の開催も同様。男子のみで行ない、選手は裸で競技し、場内は女人禁制の神聖な場所だったとか。
近代オリンピックでも最初、女子は参加できなかった。しかし昨今は全くの平等。グーベルダン男爵の想像の及ばぬ所。しかも我が国、日本はその代表選手の女性が男性を上回りかつ立派な成果を上げたのである。まさに平和。そのものである。【ケイゲツ】

 

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