諸事伝言12月号


  財団法人松月流松指連家元本部
 年 号  平成14・西暦 2002・12月    75号

 歳時記


 

月名及び異称・師走(しわす) 師=僧侶がお経を上げるのに奔走する時期”師馳(しはす)”。教師が多忙のためとの解釈有り。四季の果(は)てる月なので”四極(しはす)”1年の終わりなので”年果(としは)つる”とも言う。
12月8日 開戦記念日 中・下旬 稽古納め 忘年会 22日冬至 23日天皇誕生日 24日クリスマス・イブ 31日大晦日


 流祖色紙題
 

看々臘月尽、逢知己喫茶、やみ汁、一粒万倍、忙中閑有、残心
煎茶の心、無事是貴人、甘苦渋


 花・華材
 

黄梅、臘梅、紅梅、白梅、冬至梅、梅擬、椿各種、山茶花、
仏手柑始め各種柑橘類、松、枯れ松葉、松笠、竹、笹、南天(実)百合(根)、
寒菊始め各種菊、水仙(根洗)、折り鶴蘭、等々


  
 

歳寒三友(松・水仙・椿)、歳寒之友(百合・大橘・奇石)、
歳寒二種(梅・水仙)、寒花待雪(臘梅・椿=侘助)、
芝仙竹寿(霊芝・水仙・竹・薔薇)、蒼松壽石(松・南天・貴石他)等々

 
 茶 茗
 

伝承の茶、天与の緑、天与の誉、奥三河、西尾の雅、松の緑、
初みどり、朝つゆ、玉光、香宝、露の玉、深みどり、三河路他

 
 香 名
 

不老、不老庵、不老昔、不老仙齢、不老万年、不老長寿
平安、平安京、平安朝、平安の都、平安の昔、天下平安 等々

 
 菓子名
 

霧の花
、樹氷、枯野、薮柑子、雪景色、雪の華、あわ雪、柴の雪、朧月、
冬椿、こがらし、冬木立、熊笹、雪時雨、冬野等々



 教授要項


 

諺に曰く「光陰矢の如し」とあるが、すでに師走。過ぎ去った時間が早かったか、遅かったかは個人差の問題。「歳月は人を待たず」とも言う。この1年を省みて無事、平安、不幸だったと千差万別。良い時も、悪い時もあるのが人生。熱い番茶か、渋めの煎茶を多目に淹れて感謝の念を持って締めくくりたい。

 

 本部関連を
 中心とした
 行事経過
 

11月10日 第34回高松宮妃癌基金奉賛煎茶会 熱田神宮
    16日 お香と茶の会 東京・松栄堂 ・般若苑   
    17日 三重支部煎茶会 三重・鈴鹿 椿 神社  
    24日 岡崎支部茶会『煎茶に親しむ会』岡崎公園 



 本部関連を
 中心とした
 行事予定


 

12月 1日 毎日文化センター主催慈善茶会 熱田神宮
    15日 財団法人松月流評議員会(予定)

平成15年(2003)未=羊年 勅題=街 
     
  1月 7日(火)本部初煎会 豊橋駅構内ホテルアソシア豊橋 

 1月25日(土)第13回東京煎茶大会 渋谷・東急百貨店
 3月 8日(土)第30回松栄堂お香とお茶の会・京都青蓮院 
 
3月 9日 第39回春期煎茶道芸術祭 東京・池上・本門寺
 
 3月23日 第15回浜松支部茶会 浜松 福祉会館

 

 本部要望

 

事務的、書類上の〆切は12月27日(土)と致します。
相談事、弔事は可能の限り受け付けております。夜9時迄。
電話0532−52−4485  FAX 55−9667
年初は、1月6日(月)以降とご理解下さい。
賀状の行き違い等あろうかと考えられますがお許し下さい。



 準備事項

 

この月は、皮肉にも先生が走るとか。最近ファスト(早く)からスロー(ゆっくり)にと叫ばれております。1年のけじめ、メリハリをつけ、来年もよりよき年でありますよう『焦らず、慌てず、悔いなく』着実に進んで参りましょう。本部初煎会か稽古始めにお会いできますこと楽しみにしております。


 許状取得

 

初煎会にて取得希望者は早めにご申請頂きたいと思います。
希望事項は申請用紙の摘要欄にご記入下さい。


  事
 

10月の終わりから、年末にかけ、年始欠礼のお葉書が沢山届きます。
悲しい便りでございます。深く哀悼の意を表します。



 
 備 考



 

最近、新聞を読むにつけ、やたらカタカナ文字が目に付く。
カタカナを作った先人の知恵に敬意と感謝の念は禁じ得ない。
「デモクラシー」が「でもくらしー」では様になるまい。
訳して「民主主義」という。近い意味でデモクラチックと書かれていたら何人が知っていようか。「民主的」と訳すらしい。近頃は、和訳されずにそのままストレートに使われている。カタカナ用語で意味の分からぬ使用例の多さが目に余るのである。

 

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〒440-0892 愛知県豊橋市新本町123 松月流本部事務局まで
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