諸事伝言2003年5月号
 財団法人松月流松指連家元本部
 年 号  平成15年 ・西暦 2003・5月    80
歳時記
月名及び異称・皐月(さつき)、さつき、仲夏、梅夏、啓明、早月、雨月
〔時候〕五月晴、晩春、惜春、若葉、立夏、薫風、新緑、青葉
ゴールデンウイーク 5月2日 八十八夜新茶の初摘。
3日(昭和22年)憲法施行記念日 5日端午の節句 6日立夏
11日 母の日(5月第2日曜日がこの記念日です)

流祖色紙題 
端午節句、感謝(母の日)、篝火、山鳥一声、賞牡丹、早苗と
る云々、喜報(霊鳥)

 
花・華材 
牡丹、ばら、菖蒲、花菖蒲、カーネーション、藤、杜若(かきつばた)、卯木=空木芍薬、山芍薬、花いかだ、辛夷(こぶし)、 都忘、撫子、金糸梅、泡盛草、卯の花、忍冬、白糸草、雪の下、白雲木、白山木、蝦根他

  
端午節句、端午瑞祥(蓬・菖蒲)、菖陽万年、(花菖蒲・石)母の日(カーネィション他)、富貴平安(竹・牡丹)、平安大吉(竹・大柚)、清流涼趣(竹・紫陽花)、不老富貴(牡丹・松)
 茶 茗 
松の露、松の友、月の雫、清花=サヤカ、初緑、若葉、若松、新茶の誉、初葉侯爵、朝日、光玉、高玉、陽光、清光、高嶺の松

 香 名 
薫風、明日香宮、高貴、清風、富貴、国香、風雅 、濃紫、忘れ霜、嘉慶、慶福、春夢、春秋、薫芳、景雲、景福、深玄 他

 菓子名 
端午、初かつお、卯の花、もみじ、水牡丹、青梅、唐衣、花つつじ、花菖蒲、流水、五月雨、うたかた、時雨、卯の花 他

教授要項 
4・50年も前でしょうか、日本映画全盛の頃、この業界関係者が5月初旬前後を『ゴールデンウイーク』と名付け娯楽に貢献した。
まさにこの時、夏も近づく八十八夜と歌われて待ちに待った「新茶」の登場です。各地区の煎茶を飲み比べてみましょう。

 
本部関連を
中心とした
行事経過
 

4月 6日(日)第31回西三河支部煎茶会 豊田産業文化センター
4月24日(水)故遠藤弘之助様の告別式1時 焼津・愛昇殿
4月26日(土)岡崎煎茶連盟25周年記念祝賀会 岡崎グランドホテル
4月27日(日)岡崎煎茶連盟25周年記念茶会 岡崎公園茶室
4月27日(日)豊橋市「市民茶会」大池公園・文化会館

本部関連を
中心とした
行事予定

5月10日(土)第31回新茶を楽しむ会 静岡中部支部
5月10日(土)評議員会・理事会 掛川グランド・ホテル
5月17日(土)第48回全国煎茶道大会 宇治・黄檗山萬福寺
    (当流は東三河支部のご協力により野点席=法堂前)
  18日(日)併せて「煎茶道工芸展」両日開催。
6月 1日(日)第32回新茶奉納祭 宗家 献茶奉納・東三河支部
6月 8日(日)岐阜支部煎茶会 岐阜市文化センター

本部要望 
松月流指導者連盟の新年度の会費納入にご協力下さい。
本年の全国大会・松指連総会は、8月9日〜10日開催。三重支部・尾張支部担当役員、教授者、会員の皆様により準備が進んでおります。各会員で参加希望者は計画に組み込んで下さい。

準備事項 
煎茶の道具展』が埼玉県入間の「入間市博物館」にて開催。
期間は、4月25日〜5月18日(入場無料)Tel 042-934-7711
文人画名品展』が愛知県田原の「田原町博物館」にて開催。
期間は、4月25日〜6月15日(有料500円)Tel 0531-22-1720
今、地方が頑張っております。好季節、各地の催事に注目。

許状取得 
許状の申請もさることながら、全国大会にての優秀者の表彰対象者の選考に着手下さい。よりよい会員をご推薦下さい。
近日、推薦書等書類を配付いたします。

事 
4月19日当松月流財団の設立発起人でありました遠藤弘之助様(81才)がご逝去されました。謹んで哀悼の意を表します。

今月のコラム
かつて文人は『煎茶は知的な遊びである。茶を飲むと同時に、そこに飾られてある書画や工芸品を鑑賞しつつ茶を喫することは、喉の渇きを押さえるのではなく、うたごころを揺らめかすひとときである』田能村竹田は『沸騰した湯の中に清涼の世界が発見できるならば、そこには風流がある』と喝破している。気持ちの持ちよう、精神の在り方に学ぶべく知恵がある。
『癒し』とは、精神的な苦痛を和らげるとある。『喫茶去』

 

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〒440-0892 愛知県豊橋市新本町123 松月流本部事務局まで
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